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将来のマネープランに大きな差が!?60代になる前に知っておきたい、住宅ローンと生命保険の意外な関係

作成者: アフラック|2023/03/20

住宅は人生の中でも、もっとも大きな買い物の一つ。購入には住宅ローンを組む人が多いのではないでしょうか。

住宅ローンの返済期間は平均約30年を超えます。この期間は、住宅を購入した人のライフステージが大きく変化する時期とも重なります。

 

皆さんは、「ライフステージの変化に合わせて、生命保険プランも見直したほうが得策だ」ということをご存じでしょうか。

とくに、住宅ローンを組むときに加入する団体信用生命保険と生命保険との関係も理解したうえで見直すことが大切です。

 

また住宅ローンを完済し、家計から大きな支出がなくなったタイミングは、老後のマネープランを立てる絶好の機会でもあります。

 

皆さんもライフステージに合った保険へと見直しを行い、今後のマネープランを立ててみませんか。

 

 

確認しておきたい!生命保険と団体信用生命保険の役割と関係

 

はじめに、生命保険と住宅ローンの団体信用生命保険について、それぞれの役割と関係を確認しておきましょう。

 

生命保険とは

生命保険には、死亡保障や医療保障など、さまざまなサービスがあります。

 

代表的なものとして、被保険者が病気やケガなどで死亡または高度障害になった場合に支払われる死亡保険、被保険者がケガや病気などで通院、入院したときなどに支払われる医療保険などがあります。

 

団体信用生命保険とは

団体信用生命保険(団信)は、住宅ローンの返済中に契約者が死亡してしまった、あるいは指定の高度障害状態になってしまった場合、保険会社が契約者の代わりにローン残額を支払う保険です。

 

保険料は金利に含まれる場合がほとんどなので、保険料を支払っている意識がない人もいるかもしれませんね。

 

生命保険の代わりに団体信用生命保険の特約を追加する人も

団体信用生命保険には、三大疾病特約やがん特約など、病気になった場合に保障が受けられる特約を追加することができます。

 

特約を付けた場合、すでに入っている生命保険の保障内容と重なってしまうことがあります。

 

保険料で見ると、生命保険と比べて団体信用生命保険は安く保障を受けられる場合も。こうした事情から、住宅ローンの契約時に生命保険を見直して保障を削ったり、生命保険を一部解約したりした方もいるようです。

 

ここまで、生命保険と団体信用保険の内容について簡単におさらいしました。

それではなぜ、住宅ローンの返済中に生命保険を見直すべきなのでしょうか。次の章で2つの理由をご説明します。

 

 

住宅ローンの返済中に生命保険を見直すべき理由2

 

住宅ローンを組む際に保険を見直して、生命保険と団体信用生命保険の被りをなくしたけれど、それ以来見直しをしていないという人も多いのではないでしょうか。

 

住宅ローンの返済期間は、平均約30年と長期にわたります。 [*1]

 

「住宅ローンを組む」という大きなお金の節目で既に保険の見直しを行った場合でも、返済中に定期的に保険を見直す必要があります。

 

その理由は、大きく以下の二つ。一つ一つ見ていきましょう。

 

理由1:団体信用生命保険の保障額が減る分を生命保険で補う必要があるから

団体信用生命保険で保障される金額は、残りのローンの金額です。

つまりローンの返済が進めば進むほど、団体信用生命保険による保障額は少なくなっていきます。

 

例えば生命保険の「死亡保障」と団体信用生命保険の保障額を比較した場合、住宅ローンの契約当時は両者の金額がほぼ同じだったとします。

しかし、ローンの返済とともに団体信用生命保険で保障される額は少なくなっていきます。「万が一のことがあっても団信に入っているから安心」と思っていても保障金額は手薄になっている可能性があるのです。

 

そもそも、団体信用生命保険は住宅ローンの支払いに関してはカバーできますが、そのほかの生活費や子供の教育費は賄えません。必要な保障は生命保険などで備える必要があります。

 

団体信用生命保険と保障内容が被るところを減らしながら、生命保険の内容を見直し、幅広くリスクに備えることが大切です。

 

理由2:住宅購入者のライフステージが変化し、必要保障額が変わるから

ローンを返済している期間に、住宅を購入した人のライフステージは大きく変化します。

 

例えば、40代で住宅を購入し、小学生の子どもがいたような人も、20年後は60代になります。

定年を迎えるなど、自身のライフステージだけでなく、養っていた家族が成人して独立するなど、家族や周りの環境も変化しているはずです。

それに伴い、保険によって保障すべき金額も大きく変わってくるでしょう。

 

例えば子どもがまだ小さく、将来の養育や教育に多くのお金が必要なときは、保険の保障金額を大きくしますが、子どもが成人し独立すれば、保障金額はそれほど必要ではなくなります。

 

[*1] 出典:「住宅市場動向調査報告書」(国土交通省) (https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00600630&tstat=000001017729&cycle=8) など

 

ローン完済時は保険をはじめ、家計全体を見直す大きな節目

 

住宅ローンを無事に返済し終えたときも、保険の見直しのタイミングです。

同時に、老後に備え、マネープランを改めて考え直す絶好の機会でもあります。

 

そろそろ住宅ローンの返済が終わるという方は、次の3つのポイントを押さえて保険と家計を見直しておくと安心ですよ。

 

ポイント1.老後に必要な保障がカバーできているか確認しよう

住宅ローンを完済すると、団体信用生命保険の保障もなくなります。

生命保険だけで必要な保障がカバーできているのか、改めて確認しておきましょう。

 

ポイント2.保険の契約内容を再考しよう

子どもの教育費や養育のための保障は不要になり、代わりに自分や配偶者の老後資金や入院・通院に備える保障が必要になるなど、保険でカバーすべき内容も変わってきます。

 

保障内容を見直すことも大切です。

 

ポイント3.家計全体の収支を見直そう

住宅ローンの返済で毎月支出していた金額は少なくないはずです。

これまでローン返済に充てていたお金をどのように使うのか、今後のマネープランを見据えながら考えることも、とても大切です。

 

とくに60代になると、定年を迎える人も多いのではないでしょうか。ローン返済で支出していた分を、年金の支給が開始になるまでの老後資金に回す、投資や運用に回すなど、お金の使い方を改めて考えてみましょう。

 

住宅ローンの返済が終わったタイミングは、今後、どのようなことにいくら必要になるのかを改めて見直し、家計の収支をチェックするのに絶好のチャンスです。

 

まとめ

 

住宅ローンの返済中に生命保険を見直すべき2つの理由と、ローン完済時は保険や家計全体を見直す大きな節目であることをお伝えしました。

 

住宅ローンを組んだ当初は団体信用生命保険でカバーできていた保障も、返済が進むにつれて手薄になってきます。また、子どもが独立したあとは、老後で必要になってくる医療や介護についても視野に入れながら、お金の使い方を考える必要があります。

 

ローンの完済が近づいている方は、この機会に保険と家計を見直し、今後のマネープランを考えてみましょう。

 

AFHO企S-2023-0009 3月5日